７月１４（月）から１６日（水）にかけて、１・２年生フードコーディネートコース対象の夏期講習を行いました。両学年２日間ずつの実施で、テーマは「アフタヌーンティー」。伝統的なイギリスの食文化にふれながら、調理技術だけでなく、歴史やマナーの視点からも食をとらえる学びの機会となりました。

　１日目にはまず、アフタヌーンティーの歴史やマナーについての講義を受けました。貴族文化として始まったティータイムの位置づけ、ティースタンドについて、テーブルマナーなどを学ぶことで、ただ調理するだけでなく、文化的背景への理解を深めました。講義のあとは実習に入り、スコーンの生地づくりとマフィンの調理を行いました。

２日目には、１日目に仕込んだスコーンの生地を焼き上げ、サンドイッチの調理と全体の盛り付け、紅茶と一緒にティータイムまでを体験しました。限られた時間の中で手際よく作業を進め、プレートの完成度にもこだわりました。最後には、料理を囲んで楽しいティータイムとなりました。２年生はさらに手作りブルーベリージャムとカナッペにも挑戦し、より彩鮮やかなプレートになりました。

今回の夏期講習では、調理や盛り付けによりじっくり取り組む中で、文化的な背景や作る楽しさを感じることができました。紅茶を片手に少し特別な時間を過ごせた２日間となりました。