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ブータン交換留学④
2025.09.09
留学4日目の早朝6時、私たちはホテルを出発し、Pelkhil Schoolの先生方と生徒の皆さんと共に、ブータン随一の名所であるタクツァン僧院を目指しました。タクツァン僧院は標高約3,120mの断崖に建つチベット仏教の聖地で、パロ渓谷を見下ろす絶景の地に位置しています。
バスで約1時間半ほどかけて登山口に到着。道中のバス内では、Pelkhil Schoolの生徒たちと日本の歌を一緒に歌い、カラオケのように盛り上がるなど、早朝とは思えないほど明るい雰囲気でした。
午前8時、いよいよタクツァン僧院へのトレッキングがスタート。道のりは予想以上に険しく、急な登り坂が続く4時間の行程に、生徒たちは苦戦していました。しかし、「絶対に頂上まで行きたい」という気持ちと、Pelkhil Schoolの生徒たちの励ましによって、全員が無事に到着することができました。
山頂から見下ろす絶景と、断崖に建てられた荘厳な僧院の姿には、言葉を失うほどの感動がありました。僧院の中では、スマートフォンやカメラの持ち込みが禁止されており、靴を脱いで入場するなど、厳かな雰囲気の中でブータンの宗教文化に触れる貴重な機会となりました。
今回のトレッキングでは、ブータンの自然と文化に対する理解が深まっただけでなく、登山中に出会った海外の観光客や、日本人旅行者とのふれあい、そしてPelkhil Schoolの方々との交流を通して、人とのつながりの大切さを実感する一日となりました。
この体験は、生徒たちにとってかけがえのない異文化理解の機会となり、今後の学びに大きく活かされることと思います。