９月２８日、グローバルアドバンスコース、グローバルスタンダードコース１年生「国際教養」の授業では、西浦喜八郎さんを講師にお迎えし、「香道」を学びました。

西浦先生は、西浦焼の創始者である西浦圓治氏の子孫にあたり、NPO法人「和親文化交流会 月のあかり」理事長、「日本南東欧経済交流協会」理事長などを務め、国内外で香道や華道、書道の講義でも活躍されています。

まず、前半の授業で香道の歴史背景について学び、後半は異なる種類の香りを聞き分ける「組香」を行いました。今日の組香のテーマは「月見香」で、「月」と「ウ」として二種類のお香を聴きました。
「ウ」はうかんむりで客のことを指し、特別な香を意味します。

組香の時間で西浦先生は「香りはゆっくり息を吸い、音楽のように聴いてほしい」とお話しされていました。生徒たちは、香りを聞きあてられるように真剣に聞き、香の解答を記紙に墨で記入し、最後は答え合わせを行いました。
心を落ち着かせ、普段使わない感覚を研ぎ澄ますことができた、貴重な時間となりました。