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2020年異文化交流会を行いました
2020.07.31
本校には多くの外国籍の生徒が在籍しています。
外国に繋がる生徒達を中心に異文化交流会としてプレゼン大会を行いました。
テーマは「世界中の国々の新型コロナウイルスについての現状」です。
衛生面に配慮し、3密を避けるため、ZOOMを使用しオンラインで実施しました。
8名の生徒が参加してくれましたが、そのうち3名は海外から参加してくれました。
上海の文来高校から本校に編入学し、現在帰国中の3年生。フランスから元本校の留学生。
フィリピンの姉妹校を卒業し、交換留学で本校に来校したことがある方です。
フランス、フィリピン、アメリカ(ニューヨーク)、パキスタン、中国、日本、台湾、ナイジェリアの
それぞれのコロナウイルス感染症の感染推移と経済や国民の生活の現状、今後の世界に対する願いをプレゼンしてくれました。
ニューヨークやフランスは政府が国民の生活をコントロールし、台湾は徹底した対策を行っている中、
パキスタンは健康や衛生面に配慮しながらも国民の心の幸福を尊重し文化やイベントを大切にしていたり、
ナイジェリアでは、貧しい国であるために世界から見放されている現状を挙げ、コロナだけでなく
貧困や他の病気に対しても対策をしてほしいと訴えていました。
また、多くの国でオンライン授業が実施されているようですが、日本のようにインターネットや情報機器の所持に関してなど環境が整わないことが多く、
学ぶ環境にも差が出てしまっていることを指摘していました。
フィリピンから参加してくれた生徒の最後の言葉がとても印象的で、
「辛いのはみんな同じ。お互い助け合って共存していくことが大切」と伝えてくれました。
様々な国の現状のプレゼンを聞くことが出来たことで、日本のニュースでは報道されない一面や国民に対する政府の取り組みを理解することができました。
また、それぞれが力強い素晴らしいプレゼンを行ってくれました。
この貴重な機会を活かし、日本で暮らす外国に繋がる生徒達には自分らしく自分自身の考えに誇りを持って過ごしてほしいと思います。